Implementation / Fan Archive
FROM ITEM ARCHIVE / 制作・運用記録

好きなフロム作品の商品を集めるサイトを2日で作った。
運営は週次レビューだけ

FromSoftware作品の商品を集める非公式ファンアーカイブ「FROM ITEM ARCHIVE」を作った。メインの制作にかかったのは2日。発売商品のデータ収集から記事作成、アフィリエイトリンクの取得、確認後の公開までを自動化し、今は週次で届く通知から記事をレビューするだけで更新できる。公開から1週間で、収益の発生も確認できた。

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FROM ITEM ARCHIVEのトップ画面。「あの世界を、手元に。」をコンセプトにした非公式ファンアーカイブ
制作したFROM ITEM ARCHIVEの入口。好きな作品の世界観と、商品を探す体験をつないだ。

好きな作品の商品を、ひとつの場所で見たかった

作り始めた理由は、自分がフロム・ソフトウェアの作品を好きだからだ。作品にまつわる本、音楽、フィギュア、衣類や雑貨をまとめて眺められる場所が欲しかったが、自分が求める形のアーカイブサイトは見つからなかった。それなら、自分が使いたい場所を作ろうと思った。

コンセプトは「あの世界を、手元に。」。ゲームの中で好きになった世界を、本を読む、音楽を聴く、造形を飾る、日常で雑貨を使うという体験につなげたい。そのための収蔵棚。商品を集める場所にも、作品を思い出せる空気を持たせることにした。

収益化の導線としてアフィリエイトリンクも置いている。ただ、制作の出発点は、自分の好きなものを集めて見られる場所が欲しいという個人的な関心だった。

世界観を抽象化し、ビジュアルを決める知識にした

全体のビジュアルや世界観のコンセプトは、自分で設計した。フロム作品の世界観を読み解き、その特徴を抽象化した知識を、サイト制作で参照する材料としてまとめた。

その参照知識をもとに、画面全体の表現を組み立てている。暗い背景、大きな明朝の文字、作品ごとに切り替わるイメージを使い、商品を探し始める前に、好きだった世界を思い出せる入口を作った。

ここで目指したのは、フロムの世界観に合うものを淡々と作ることだった。自分が好きだと感じる空気を、配色や文字、画像、情報の見せ方を判断する基準にしている。

DARK SOULSのイメージに切り替えたFROM ITEM ARCHIVEの入口。暗い背景と明朝の文字で世界観を表現している
作品ごとに切り替わるイメージ。全体の表現は、世界観を抽象化した参照知識をもとに設計した。

作品と種類の両方から、商品に出会えるようにした

入口には、ELDEN RING、DARK SOULS、Bloodborne、ARMORED CORE、SEKIROの5つの作品シリーズを置いた。具体的な商品名が決まっていなくても、好きな作品から関連商品を見つけられる。

種類から探すときは、書籍・資料、サウンドトラック、フィギュア・模型、衣類・雑貨の4つに分けた。「あの作品に関するものを見たい」と「音楽や模型を探したい」の両方で入れる構成である。

一覧ではキーワードや種類で絞り込み、商品詳細で内容を確かめてから販売先へ進む。世界観を楽しむ入口と、実際に商品を選ぶための情報を、一つのサイトにつないだ。

週次で商品を集め、記事ができたら自分に通知する

サイトを作る段階で、更新の流れも組み込んだ。発売された商品のデータを週次で自動収集し、それをもとに記事を作成して自分に通知する。私が行うのは、通知された記事の内容を確認することだ。

商品を探し回り、情報を整理し、記事を書いて公開するところまでを毎回自分で行う運用にはしていない。記事をレビューし、内容を確認した後の公開も自動で進む。

日常の更新作業を持たずに、好きな作品の商品が増えていく場所を続けられる。今回の制作では、画面を完成させることに加え、この運用までつなぐことを重視した。

アフィリエイトリンクも、ブラウザー操作で自動取得する

販売先へのアフィリエイトリンクは、AIがブラウザーを操作する「コンピュータユース」で自動取得する。自分で販売サイトを開き、商品を探してリンクをコピーする作業は要らない。

商品データの収集、記事作成、リンク取得、公開までをつないだ。私の定常的な作業は週次の記事レビューだけだ。自動化しているのは更新の作業であり、記事の内容を確かめるところは自分で持っている。

2日で作ったのは、好きなものを集め続ける場所

メインの制作日数は2日だった。その中で、コンセプト、ビジュアル、情報の分類、商品詳細、販売先への導線、更新の流れを形にした。

公開から1週間で、アフィリエイトによる収益の発生を確認できた。自分が好きな作品の商品を集めるために作った場所が、収益にもつながり始めている。

短期間でサイトを作れたことと同じくらい、自分が使いたい場所を、更新の手間を抱えずに運営できるようにしたことに意味がある。作りたいものがあっても、継続的な作業を自分で持つ前提だと、始める判断は重くなる。

今回は、好きな作品の世界観をどう表すかを自分で決め、定期的な収集や公開を自動化した。自分に残したのは、週次のレビューだ。フロム作品が好きという気持ちから作った場所を、その距離感で育てていく。

好きな世界を集める場所を、続けられる仕組みまで作る

FROM ITEM ARCHIVEは、自分が見たかったものを、自分が好きな空気でまとめたアーカイブである。世界観の設計から更新の運用までつないだことで、制作後は記事の確認に集中できるようになった。好きなものを集める楽しさを、作るときにも、続けるときにも残したかった。

これからも週次で記事を確認し、アーカイブを育てていく。作品にまつわる商品との出会いを通じて、自分が好きなフロムの世界観を、同じ作品を好きな人や、これから触れる人にも広めていきたい。

公開サイトと制作画面